教育
教育に関しては、これまでの教室の歴史を受け継ぎ、大学教室にいるものは、後輩を教育することは自分の重要な仕事の一つであるということをポリシーにしており、研修医といえども後輩や学生に教育的に接することに重きを置いています。スタッフは医学科の講義、実習を始め、臨床実習やそのつなぎ目に当たるOSCEの運営に積極的に貢献しております。臨床実習に関しては本大学病院のみならず教室関係者が主体となって運営している関連教育施設と協力しております。
本講座が関連する医学科講義・実習
2年必修
- 医学チュートリアル I
3年必修
- 腫瘍学I
- 消化器医学
3年選択必修
- 生体構造機能蛋白・病態解析コース
4年必修
- 医学チュートリアル III, IV, V
- 医療概論IV
- 腫瘍学II
- 症候別課題別講義
- 臨床実習序論
- 医学研究特論
4−6年臨床実習
- 臨床実習BSL
- 臨床実習CCS
関連教育病院(CCS学生実習協力施設)
- 市立旭川病院(消化器内科)
- 旭川厚生病院(消化器内科)
- 旭川日赤病院(消化器内科)
- 旭川医療センター(消化器内科)
- 名寄市立病院(消化器内科)
- 遠軽厚生病院(内科)
- 中標津町立病院(内科)
- 札幌東徳州会病院(消化器内科)
大学院・留学
本講座では大学院入学や留学希望者には積極的にこれを薦めております、多くの教員が留学経験者です。現在も多くの教室員が海外へ留学しており、国際的な医学・医療を学んでおります。
大学院進学そして学位取得の意義に疑問をもたれる若い先生達もおられます。専門医取得を第一に自分のキャリア形成を考える方が多いかも知れません。しかし、医師の人生を少なく見積もって40年とすれば、専門医取得やその関連診療の習得のみでは限界を感じることが多く、完治が難しい進行癌や難病に対峙したとき、既存医療の問題点が見え、自分でそれを解決したいと思う気持ちが芽生えてきます。大学院で一つのトピックスを深く極めるプロセスは、既存医療の問題点を自身で改善するためのヒントを見出す力を養い、必ずやその後の医師人生を豊かにすると確信します。状況が許すのであれば、一度大学院で勉強することをお薦めします。本講座では、臨床を続けながら、研究を行っている大学院生がほとんどで、臨床を指導する教官が、研究も指導する場合が多く、決して臨床能力が錆び付くわけではありません。むしろ、それまでの臨床経験からだけでは気がつかなかった様々な未解明の問題点に気づくはずです。研究領域も様々で、消化器疾患を中心に遺伝子や細胞、組織を扱った研究から、個体そして臨床症例の研究、systematic reviewのような統計学的手法や、最近は生命情報科学(バイオインフォマティクス)や機械学習などの新しい手法を用いた臨床研究まで多岐にわたる研究を自前で指導出来ます。また、現教室員に加えて、学外にいる同門の先生達の公私の協力も得られます。大学院に行かず研究する事も出来ますが、大学院に興味がある若い先生には、是非この内科の研究の輪に加わって頂くことを希望します。博士号取得後には、海外留学によって、そのキャリアを更に充実させることもサポートいたします。ご相談にはいつでも乗りますので遠慮なく、教室にご連絡ください。